10月5日 金曜日、
おはようございます。 静修CLUB へ ようこそ。
静修の一部では、いまだに停電が続いています。
水源のポンプが稼働できないため集落全体で節水が必要で、
さて、台風24号で最も恐ろしい体験は〝風圧〟でした。
母屋の一階西側は、元々の濡れ縁に雨風が入らないよう
サッシがはまっています。
外側から順に、サッシ、濡れ縁、障子、座敷という配置です。
午前零時過ぎ、風雨ともに強くなってきたころ、
座敷の方から 「ギッギィー」 と金属が強い力で押しあうような音が。
何だろうと座敷の障子をあけると
サッシが内側に向かってレールから外れそうなっていました。
風圧に押されてブカブカと出たり戻ったり。
外れたら大変なことなると茶工場で適当な長さの棒を探し、
濡れ縁の柱とサッシの間につっかえ棒としました。
すると、今度は隣のサッシがブカブカし始めました。
つっかえられて行き場を失った風圧が隣のサッシに向かったようです。
再び茶工場からつっかえ棒を持ってきて差し込みました。
作業が終ったころの雨風は勢いをさらに増し、
風のうなりは〝ビュー〟から〝ゴオォーッ〟に。
つっかえ棒がもってくれるといいんだがと思った瞬間
はじめのサッシが風圧をまともに受けて外れ
左肩をしこたま打たれました。
強風に乗った雨で、あっという間にずぶ濡れに。
外れたつっかえ棒をひろってサッシをレールに押し戻そうとしましたが
風の圧力が強くて何度も押し返されました。
風の息が一瞬おさまったところでレールへ戻しつっかえられました。
それしても風の力はすごいなー、恐ろしいほどだと思ったとき
サッシはまた外れ風圧はまともに障子へ。
さんが折れ障子紙は破れて飛び散り
時代劇に出てくる荒れ寺のそれのようなってしまいました。
いま思えば、サッシのガラスが割れて、
それが身体にあたっていたらと思うとぞっとします。
台風のさなかの作業で怪我をしたり亡くなったりとの記事を見ますが、
その状況が見えるようでした。
みなさま、台風をあなどってはなりませぬ。
都会のマンション暮らしでは、
吹き荒れる台風の様子などは窓の内側から見ているだけで、
風圧や雨粒の痛さなど感じることは全くないのですから。
台風を勘違いしていたなーというのが今回の実感でした。
・・・ 静修CLUB