9月29日 金曜日、
おはようございます。 静修CLUB へ ようこそ。
この秋一番、冷え込んだ朝になりました。
まだ暗い空には星は見えませんから、
晴れ渡っていれば、気温はもっと下がったでしょう。
さて、きのうのこと、
静修に来て初めて山道を歩きました。
拙宅から山の下を走る県道58号線の掘割バス停まで。
1.5㌔、20分の行程は、これまで車で走るばかりで、
歩いたのは初めてでした。
家を出るとき降っていた雨は杉や檜の森に入ると止んだように。
時にまとまって高い枝から滴になって落ちてきます。
舗装された路面には苔が緑色に輝いて
うっかりすると滑りそうです。
ライダー諸氏がここを走るのを嫌がるのもわかります。
車で走っていた時には気づかなかった光景がありました。
小さなサワガニがそこここに。
酒を飲んだように赤くかわいい姿です。
道の下は思った以上の急斜面で、谷が深く落ち込んでいます。
車が走らなかった時代には道幅も狭く草木が迫っていたことでしょう。
以前にも書いた〝恐ろしの森〟の名がよりふさわしかったことでしょう。
谷底の一部には
タイヤや空き缶、様々な生活ごみが捨てられています。
「ここなら捨ててもいい」でなく、
「ここならだれも見ていない」と思っての所業でしょう。
こういう動機で捨てられたごみは、
時間が経っても自然には戻らないような気がします。
歩いていると和也さんが車で通りかかり 「どしたの!?」 と。
ここを普段歩く人はいませんから自然な反応。
「いや、バスで袋井まで行くよ。静修に来て初めて歩いたわー」
「学校に通ってた頃は風が冷たい冬の夜も歩いたなー、気をつけて」 と。
冬の明りのないこの道を歩く子どもの姿を想像し、
都会とのギャップを感じました。
辿り着いたバス停には、立派なあずまや風の待合所があります。
いつ頃かは知りませんが、
バスで通学する子どもたちのために静修自治会が建てたものです。
今はいなくなった子どもたちの声が聞こえてくるようでした。
ここから見る景色は変わらないのだろうなぁと撮りました。


・・・ 静修CLUB