静修CLUB    あめ、かぜ

 2月28日 火曜日、
 おはようございます。静修CLUB へ ようこそ。


 こちらハーレムは雨と風の日々が続いています。
 空は黒雲に覆われ、
 時折雨交じりの強風にあおられて凍えます。


 こちらでは、雨降りでも傘をさしている人をほとんど見かけません。
 パーカーのフードをかぶり、両手をポケットに突っ込んで歩いています。
 わたしは傘をさして歩きながらその理由を考えてみるのですが、
 ここハーレムに限っての推測は、
 海風が強くて、傘が壊れてしまうからだろうと。


 さて、前回、
 チョコレート工場を訪ねると書きました。
 26日の日曜日、行ってみると今は稼働しておらず、
 コーヒーと一緒に美味しいチョコを出す一階のレストランも、
 店のネオンは点いているものの営業していませんでした。
 そのかわり、オランダといえば風車、
 その本物を見る機会に恵まれました。


 いまはハーレムのランドマークの一つになっている風車です。
 灌漑に実際に使われていた古い風車を、
 市民が煉瓦を寄付する運動により修復されたとのことです。
 それはそれは巨大で、
 明るくペイントされた外観は親しみを覚えます。



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 風車の目的は灌漑と粉挽きです。
 主食の小麦や大麦、ライ麦を挽く
 大切な役割を担っていました。
 足元には大きな挽き臼も。
 風車がそびえる運河には
 巨大な帆船が係留されていました。
 いまは動くことのないレストラン。
 この船が動くさまを見てみたいと思うのは
 わたしだけではないと思います。
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  26日は午後から友人たちと会食です。
  日本から持ち込んだ食材で、
  おにぎりパーティーを開きます。
  それを前にお昼の腹ごしらえ。
  マルク広場近くのカフェで、
  フラット・ホワイトとイタリアンなポット料理。
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 遠州綿紬のバッグが、
 重宝しています。
 ななめ掛けにした和柄が、
 行き交う人たちの目を引いています。
 バッグそのものも軽く、
 何でも気軽に放り込める割には
 しっかりしたファスナーが安心なので、
 海外でのそぞろ歩きにはうってつけです。
 使ってはじめてわかるその実用性と価値ってことでしょうか。
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 追加掲載、ヘルシンキの夜景です。
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静修CLUB    晴れて、アムスに到着

 2月25日 土曜日、
 こんばんは。 静修CLUB へ ようこそ。


 セントレアを2時間遅れで出発したことで乗継便がなくなり、
 幸運にもヘルシンキに一泊することになりました。


 フィンエアー手配のホリデーインはそれなりに快適でした。
 欲を言えば、もう少しヘルシンキ中心部に近いホテルだったら、
 フィンランドのナイトライフを愉しめたと ・・・ 。
 それでも、ホテル周辺のオフィスビルのネオンは、
 おとぎの国らしく七色で、
 街を覆った雪と相まって、それは幻想的でした。


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 おとぎの国のお土産屋さんは、ムーミン一家の晴れ舞台。
 ムーミンはもちろんのこと、ニョロニョロまでが勢揃い。
 レジカウンターさえ、ふわ雪が積もった丘のようなイメージでした。
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 そうそう、
 前回、フィンエアーの日本人CAさんのことを書きましたが、
 お伝え忘れがありました。
 じつはCAのお一人は、ドガを乗りこなすライダーさん。
 名古屋市在住で、ご主人とツーリングを愉しまれているとのことでした。
 トンネルcafeのことをお伝えしたところ、
 ぜひ伺いたいとおっしゃっていただきました。
 ライダーのみなさま、その節にはお声がけくださいねー。
 さて、
 半年ぶりのアムステルダム、スキポール空港は、
 相変わらず国際色豊かににぎわっていました。
 空港駅から国鉄で、今日から宿を置くハーレムに向かいます。
 天気は、あいにくの小雨模様。
 それでも古都ハーレムへの期待でうきうきしています。
 ホテルにチェックインし、
 いよいよ町へ繰り出します。
 食料の買い出しを兼ねた偵察です。
 土曜とあって、
 街の中心で開かれているマルクはにぎわっていました。
 数えられないほどの種類を並べるパン屋、
 色とりどりの野菜が山積みされた八百屋、
 お客の目の前で焼いて売るワッフル店には行列ができていました。
 珍しかったのはドッグフードを売る屋台。
 上品なプードルや、牛かと思うほどの大型犬が行き交う街には、
 こんな屋台があるのもうなずけました。
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 マルクを離れて骨董や銀製品を扱う店を巡りました。
 古めかしく、その多くが傾いて並ぶ家並みには、
 骨董がふさわしいですね。
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 ハーレムの街は
 アムステルダムに比べればはるかに小さいのですが、
 街全体が中世の佇まいを忍ばせています。
 ゴミだらけのアムスと違って清潔な街ですね。
 明日は、やはりハーレム市内にあるチョコレート屋さんに行きます。
 オランダはベルギーに並ぶチョコレート大国。
 それを代表する工場と直営店を訪れます。
 夕方からは静修CLUB欧州支部(仮称)の創設について、
 アムステルダム、ロッテルダムから友人を迎えて
 オープンディスカッションを開催します。
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静修CLUB    あらあら、ヘルシンキだわさ

 2月25日 土曜日、
 おはようございます。 静修CLUB へ ようこそ。


 とはいうものの、こちらはまだ深夜の2時半です。


 いつものこころがけがよければ
 今頃はオランダハーレムのホテルで高いびきというところでした。
 ところが、機体の不調でセントレアを2時間遅れで飛びたち、
 ヘルシンキでの乗り継ぎができなくなり、
 空港近くのホリデーインに泊まっています。


 機内での出来事、
 日本人のCAさんお二人、
 見たことのあるような … 。


 機内食が終わりいつものように急須に茶葉を入れ、
 フードコーナーにお湯をもらいに行ったところ、
 「先日ご搭乗いただいたお茶の大脇様でいらっしゃいますよね ! 」 と。
  どうやら〝うちの飛行機に乗ってくる茶農家の変わったおっさん〟
 という評判が立っているようであります。
 これも種を蒔いてやっと芽が出たということでしょうか。
 じゃ、オランダの次はフィンランドで静修茶を広めますか。


 以前からヘルシンキで泊まってみたいと思っていましたので、
 不幸中の幸いに念願がかないました。
 外はなんと-10度を下回る氷の世界です。

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↑ 着陸直前の地上の様子。白いところが湖と陸地、黒が森です。
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↑ 空港は凍り付いて足元つるつるでした。

 フィンエアーが手配してくれたホテルで夕食をとり、
 外に出て凍えながら夜景を眺めていました。
 するとノルウェー人のおじさんに声をかけられ、
 今夜はあったかいと。
 いつもなら-20度を下回るそう。
 おじさんは、
 Tシャツに前をはだけたマウンテンパーカーといういで立ちでした。


 吉川さんに作ってもらったメガネケースを横において、
 キーをたたいています。
 はて、今日はどんな1日になりますことやら。


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静修CLUB    か、かふんがぁー

 2月22日 水曜日、
 おはようございます。 静修CLUB へ ようこそ。


 今朝も、明るい静修です。
 少し雲が出ていますが、それでも冷えました。


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 先週から茶の樹の化粧刈りを始めました。
 本来なら今の時期はまだ早いのですが、
 昨年秋の化粧刈りが終わったあとの気温が高く、
 新しい枝が伸びてしまいました。
 その徒長枝を刈り込む作業で、
 この春の新芽を刈ってしまわないよう、
 本当に表面をなめるだけの刈り込みです。
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 刈り込みにはトリマーを使っています。
 一人での茶づくりですから、一人で刈れる方法をとるしかありません。
 二人いれば5分の1くらいの時間で終わってしまうんですが。
 それにしても山の紫外線は強く、
 1時間も直射日光にさらされていると、
 顔がひりひりしてきます。
 あまり凹凸のない顔ですが、
 それでも頬やおでこが赤くなっています。
 きょうには刈り込みを終える予定です。
 明日は名古屋に出かけ母を見舞い、
 明後日はいよいよオランダへ飛びます。
 今年もいい茶になるといいなー。
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静修CLUB    かぜがつよかったぁ

 2月21日 火曜日、
 おはようございます。 静修CLUB へ ようこそ。


 けさの静修は、抜けるような青空のもと明るい朝を迎えました。
 昨晩は風が強く、窓も屋根も揺られていました。
 そのおかげで、素晴らしい星空でした。
 


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 さて、きのう雨の中、
 名古屋を往復しました。
 母の体調がすぐれず、病院を受診して入院となりました。


 90歳の衰え方は、間違いなく加速しています。
 足腰こそ弱くなった母ですが、頭と口だけは達者で、
 いつもの広辞苑をめくりながら
 私の食事と日々の生活を気にかけています。


 入院はわたしがオランダに出かけている間に終わる予定です。
 そうだといいがと思いながら、
 旅の準備をそろそろ始めないと。
 オランダへの度は今回で4度目。
 欧州へは7回目になります。
 

 今回の目的は、静修を訪れてくれたオランダ人との旧交を温めつつ、
 アムステルダムから電車で15分ほどのハーレムという港町に
 静修CLUBオランダブランチを創設することです。


 お茶をはじめとする静修の産品をオランダに広める拠点として、
 また、トンネルcafeで出会った皆さんの様々な作品を紹介しながら
 日本文化に関心を持っていただき、
 来日の際はぜひ静修を訪れてくださるよう広報する、
 そんな場所として開設を企画します。


 もちろん、往復の機内でも静修のお茶をPRしますよ。
 機内で淹れるお茶に、CAさんたちも大変喜んでくださいます。
 あと何回か乗ったら、静修のお茶は噂になるんじゃないかなー。


 母のことは病院にお任せして、
 静修を欧州に広めるたびに行ってきます。
 旅立ちは24日です。




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静修CLUB    えっ、また !

 2月17日 金曜日、
 おはようございます。 静修CLUB へ ようこそ。


 今日は午後から雨とのことです。
 水に乏しい静修にとっては、〝雨〟はほっとさせてくれる言葉です。


 静修生活まだ4年のわたしは、
 いまのところ水不足の経験はしていませんけれど、
 ふろの湯は落とさない、洗車はしないなど、
 渇水対策の習慣は、日々の生活の中に生きています。


 さて、
 静修の人口がまた減りました。
 昨年末から3人が亡くなり、
 きのう、高齢のご夫妻が施設入居で集落を離れました。
 静修の人口は15戸37人に。
 たぶんそうだと思いますが、
 集落の将来を構想するうえで、確かめておく必要がありますね。


 平均寿命を基準とした静修の人口変動を推計しています。
 すでにその年齢を超えたじいちゃんばあちゃんたちも多く、
 5年後の人口は驚くほどです。
 これから、老健施設や子供のもとに集落を出ていくみなさんを引いたら、
 5年後には20人をきるかも。
 そうなったときには、茶原は耕作されず荒れ放題、
 空き家は朽ちて哀れな姿に。


 そうなった集落の環境は、
 人口減少を加速する要因にだってなり得ます。


 その対策を今のうちから打っておく必要があります。
 〝空家管理ビューロー〟を立ち上げましょう。


 この構想は移住直後から温めてきましたが、
 もう猶予のないところまで来ています。
 美しい山里を維持するための仕事を作り協力者も得られる、
 そんな事業を立ち上げられんかなー。


 〝行動する静修CLUB〟を標榜している以上、
 いまこそ立ち上がらねば。
 いっしょに活動してくださる方、ありませんか。
 お手を上げてくださるのをお待ちしていまーす !



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・・・ 静修CLUB 

静修CLUB    音響室がシアタールームに

 2月16日 木曜日、
 おはようございます。 静修CLUB へ ようこそ。


 けさの静修は、霜景色です。
 一面真っ白ですが、日中はあたたかくなるとのことです。


 さて、私は映画が好きです。
 在京中は、
 虎ノ門の自宅から自転車で有楽町のマリオンへよく出かけました。


 映画の封切りはほとんどが土曜日です。
 サラリーマンにとってはありがたい配慮で、
 封切りを観に行くのがことのほか喜びでした。


 静修に来てからはサンストリート浜北のTOHOへ出かけますが、
 なかなか封切り日というわけにもいかず、
 結局新作も観ないまま終演になってしまうことも。


 そこで、お蔵入りしていたアンプやスピーカーを持ち出して、
 もともと音楽を楽しもうと作った音響室に、
 5.1サラウンドをセットアップしました。


 リアスピーカーとサブウーファーを追加しただけの5.1ですが、
 臨場感抜群と思い込んで鑑賞すればなかなかの迫力です。


 古い作品ですが、好きな〝TOP GUN〟を上映してみました。
 ジェットの離着陸やドッグファイトの迫力は満点です。
 


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 かけてあった油絵を下ろして、
 木枠にシーツを張ったスクリーンを取り付けました。
 シーツがもう少し厚手だとよかったかなー。
 そして、オーディエンス・シート脇には
 バーカウンターっぽくボトルとグラスを置きました。
 時折窓の外に獣の気配を感じますが、
 いまのところ実害はありません。
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 これで、見逃した新作も、
 封切り後3か月もすればDVDで楽しめます。
 みなさんお気に入りのDVDを持ってお越しください。
 夕方からならば、明るい映像をお楽しみいただけますよ。
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静修CLUB    トンネルcafe、冬眠から目覚めまーす。

 2月15日 水曜日、
 おはようございます。 静修CLUB へ ようこそ。


 2月の中日になりました。
 まだまだ寒い日が続いていますが、
 みなさまお元気でお過ごしでしょうか。


 1月4日から冬のお休みをいただいていましたトンネルcafeを、
 3月5日(日)から再開させていただきます。
 

 「いまトンネルcafeの前にいるんだけど、いつオープンするの」と
 何人かのみなさまからお問い合わせをいただきました。
 森町への買い物に向かう途中には、
 行き交うライダーさんが多くなっていることを実感しています。
 その声に早くお応えしたいと思いつつ、
 お茶のPRに渡欧する関係で3月に入っての再開になりました。


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 3月5日に雨が降らないことを祈りつつ、
 いつものベトナムコーヒーや、
 新しいメニューを準備して
 みなさまのお立ち寄りをお待ちしています。







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静修CLUB    おさむうございます。

 2月13日 月曜日、
 おはようございます。 静修CLUB へ ようこそ。


 このところ静修でも雪が舞っています。
 降るというよりは遠くから運ばれてきたという風情です。
 日中は比較的暖かいのですが、
 陽射しが遠のく午後3時を過ぎると、いきなり凍えます。


 そんなきのう、静修を訪れてくれた友人と相棒二匹を伴って、
 隣接集落中山の峯地区へ富士山を観に行きました。
 ここ峯地区はその名のとおり、
 飛んでいる鳶の背中を見ることができる稜線にあります。


 清冽な空気が流れる稜線に車を停め目を細めると、
 碧の山々と雲一つない青空のさかいめに、
 富士の山頂がおわしました。


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 わたしにとっても春野に来て初めて見る富士山で感激しました。
 ここを、春野の名所に登録することといたしましょう。


 帰りに立ち寄った道の駅では、
 大手術を終えたパジェロの上で、相棒たちが大はしゃぎでした。


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静修CLUB    愛車、ふっかぁーつ !

 2月8日 水曜日、
 おはようございます。 静修CLUB へ ようこそ。


 製造から22年目の愛車、パジェロが帰ってきました。
 2年前に走行距離65000キロだった希少なディーゼル車です。
 先週走行距離が10万キロに達し、
 タイミングベルトの交換に出していました。


 古く非力な車ですが、気に入っています。
 乗り心地もエアサス並みで最高です。
 名古屋との行き来の足としてはもちろん、
 茶の収穫時期には大容量の運搬車としても活躍してくれます。


 ディーゼルエンジン車ですから、
 まだまだ長く乗れます。
 静修CLUBの看板車として、30万キロを目指そうと思っています。




・・・ 静修CLUB