1月22日 木曜日、
こんばんは。 静修CLUB へ ようこそ。
今日のブログアップがこの時間になりました。
といいますのは、
20日、春野協働センターから、
天竜区地域力向上事業に提案しないかとのお誘いが。
それで、昨年から取り組んでいる〝応急手当普及活動〟を
提案することにして、23日の締め切りに間に合わせるべく、
やっつけ仕事をしていました。
都会の生活で急病人やけが人が発生すると、
まず思い浮かぶのは救急車の要請です。
傷病者にまず手当を施すのは救急隊なんですね。
都会ではそれでいいんです。
なぜなら、救急車要請から到着までが8分程度ですから。
でも、静修のようなところでは、
救急車到着までに30分以上かかるんです。
こうなると人は簡単に死んじゃうんです。
だから救急車到着までの間に
家族やお隣が応急手当できることが必要なんです。
応急手当は消防署が普及することになっています。
でも、人数の限られた消防体制の中で、
当然のこととして救急搬送や消火活動が優先され、
応急手当はほとんどといっていいほど普及されていません。
ならばということで、昔取った杵柄をふるって、
消防のお手伝いをしようというのが静修CLUBの活動です。
今回事業提案をする過程で、消防の顔をつぶすな、
余分なことをするな というアドバイスもいただきました。
が、ことは人命にかかわります。
組織の長の体面にこだわっている場合ではないと思い、
あえて事業提案することにしました。
だって、応急手当が普及されずに死んでしまうのは、
私自身かもしれないのですから。
採択されるかどうかは今後の審査を待つわけですが、
上記のような理由で採択を心から祈るばかりです。
参考までに、事業提案書の抜粋をご紹介します。
憲法の下、国によって人命と財産を守られるべき国民が、
中山間地に住んでいるというだけで危険にさらされるのは
不条理です。
自らの力で生命を守る活動に参加できる機会が
ぜひ実現するよう、みなさまのお力添えをいただきたく。
事業の名称
中山間集落応急手当普及事業
事業の目的
浜松市消防局の統計によれば、春野町内で救急車要請から到
着までには30分以上を要する(ドクターヘリについては、
立ち木や電線等の架設により集落内への離着陸が困難な場合
が多い)。この間にバイスタンダーが応急手当を実施できる
か否かが傷病者の生死を左右することにつながる。
住みよい安心な中山間集落の実現において、急病やけがに
住民相互が直ちに対応できる体制づくりの緊急度は高く、
住民の生命を守ることのできる地域力向上を目指す。
事業の内容
集落を普及対象及び単位とし、1回180分以内で応急手当
の指導を専門とする大学教員やアシスタントが、「気道が開
通していなければどんな手当も有効でない」を基本に、救急
隊を待つ間呼吸困難を予防できる寝かせ方と保温の仕方を高
齢者にもわかりやすく指導し実際に行えるようにする。
そののち、直ちに手当てが必要な場合(心停止、呼吸停止、
意識障害、大出血、ひどい熱傷、中毒)や、中山間地特有の
傷病への対応法をはじめ、包帯の巻き方や搬送法などについ
て実技を中心に普及する。
必要に応じ医師のアドバイスを受けられる体制を取るととも
に、復習の場を設けながら、自主防災組織などとの模擬訓練
の実施も検討する。
昨年12月7日、静修集落防災訓練における応急手当講習
・・・ 静修CLUB〝災害救護部〟