静修CLUB  お茶の袋詰め作業

イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  静修CLUB へ ようこそ  
 
 
 
 
 
  きょうもお会いできて、うれしいです。
 
    さて、このところ静修CLUBは、お茶の収穫作業と袋詰め、発送作業に忙しくしています。
    生茶葉を製茶してパック詰めにするまでは湿度との戦いです。
 
    例年なら梅雨入り宣言は6月に入ってからなのですが、
    ことしは、5月28日と予想に反して早かったんですね。
    この3日間は雨が断続的に降って湿度も高かったものですから、
    部屋をエアコンで除湿しながらパック詰めの作業でした。
    ところが、お茶の酸化を防ぐ脱酸素剤の到着が遅れていて、
    今日は作業が止まってしまいました。
 
    その合間に、お茶の袋詰め作業をご紹介することにしましょう。
    流れはこうです。
 
     ①作業部屋をきれいに掃除する。
 
     ②アルミパックに脱酸素剤を入れる。
 
     ③大きな茶袋からアルミパックにお茶を計って入れる。
 
     ④アルミパックの空気を抜く。
 
     ⑤アルミパックの口を熱着して密封する。
 
 
  作業部屋です。
 
イメージ 2
 
  こんなところで家内工業やってます。
 
  何より清潔が肝心ですからね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
 
  製茶が入った袋です。
 
  湿気が入らないようにビニールと
  紙製の袋で四重になってます。
 
  全部で120㌔の製茶ができました。
 
 
 
 
 
 
イメージ 4  
 
 
  
 
 
 
    窓からこんな風景を眺めながら
    作業をしています。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
 
 
 
 
    朝は霧が出てこんな風景になります。  
  
   朝霧が出ると、
   その日はすっきり晴れるんですよ。  
 
   この霧が、お茶の風味を生みます。
 
  
イメージ 6
 
  
 
    
   アルミの真空パックにラベルを貼って、
 
   このガラスメジャーで計って入れます。
 
   ガラス容器は清潔で表面が滑らかで
 
   静電気もおきませんから、
 
   計ったお茶が残らなくていいんですよ。
 
イメージ 7
 
 
 
 
 
 
   下のキッチンスケールで重さをはかって
   密封作業に写ります。
 
 
   上に見えるのがアルミパックから
   空気を抜いて熱着する
   真空包装機です。
  
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
イメージ 8
 
 
 
 
 
  
 
   200gの袋を密封するのに
   30秒くらいかかりますね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
イメージ 9
 
 
 
 
   こんなふうにして袋詰め完成でーす。
 
   あとはおいしく召し上がれ―っ 
 
 
 
 
 
 
 
 
    おっと、風が冷たくなってきたので 雨が来るかな。
    さっ、ふとん 入れよーっと   
 
 
 
 
 
 
 
 
  

初めての手作り茶 その三

イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
  
 
  静修CLUBに ようこそ 
 
 
 
 
 
  前回は、富ちゃんに教えてもらいながら、
  はじめてうちの茶を摘んで製茶するところまでご紹介しました。
  出来上がった新茶は、
  むかし商店街のお茶屋が、店先で茶葉を煎っていたその通りの香りがします。
  映画「三丁目の夕日」そのままの風景を思い出します。
 
 
  さて、今回は飲んでみましょう。
  出来上がった新茶はカリカリで、基本的に3枚の葉が茎についた状態で仕上がっています。
  摘んだときのままで飲める状態になっているわけです。
 
  富ちゃんによれば、新茶は葉が若いので、色味が少ないんだそうです。
  なので、茶葉を少し多めに急須に入れて、湧いたお湯を少し冷まして注ぎ入れます。
 
  待ちきれない思いを押さえて2分ほど待ちます。
  その間にも、何だかいい香りがしています。
  蒸した熱い茶葉を手で揉んでいた時の香りです。
  (蛇足ですが、手についたこの香りは2日近くも残ってました。)
  いよいよ湯呑に注ぎます。
  黄色い透明のお茶です。
  富ちゃんとわたしの2つの湯のみに交互に注ぎます。
  
  湯呑を鼻に近づけたときの香りは、これまで嗅いだことのないものでした。
  なんともさわやかな、どう表現したらいいのか。
  富ちゃんはこれが 「香味」 だといいます。
  値段の張る〝新茶〟でも感じたことのない香りです。
  静かな山の茶原で、
  鶯の声と風が流れる音だけを聞きながら新芽を摘んだそのときの香りなんです。
  「お茶って深いなぁ」と思います。
  ただ美味しいだけじゃなく、
  山の風景や茶原で考えたこと、霜や氷風(こおりかぜ)を心配したこと、
  陽にやかれながら屁蔓、ワラビ、坊主草、パンパン草を取った思い出が蘇ってきます。
  
  わたしの茶原での経験はまだ浅いのですが、
  それでもお茶づくりは結構大変な作業です。
  自然が茶葉を育ててくれるのをのんびり待つだけじゃなくて、
  やっぱり人間がいろいろと手を入れてやる必要があります。
  でも、それは茶を愛おしく感じていく過程なんだと思います。
  
  お茶やコーヒーはどこででも買えますが、  
  ここ静修に来て、おいそれとは手に入らないお茶を作り楽しむことができています。
  できることなら、みなさんにこの楽しみを味わっていただきたいです。
  移住という対価を払っての贅沢な楽しみですが、みなさん、その価値はあります。
 
 
                                                           ・・・ 

初めての手作り茶 その二

イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  静修CLUBに ようこそ 
 
 
 
 
 
八十八夜に摘んだお茶を飲むと寿命が延びると、羽入の富ちゃんから聞きました。
  
  その富ちゃんが昼過ぎにうちに来て、 「お茶、摘んだ?」 とお尻を叩くものですから、
  茶原に上って新芽を摘みました。
  これから行こうと思っていたんですけどね。
  そんなにたくさんは摘みませんでしたが、こんなんです。
 
イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  茶葉の摘み方です。
  
     枝の先についている新芽を、
     葉が3枚になるように摘みます。
     右手(利き手)を新芽の上からかぶせるようにして
     3枚目の葉のすぐ下を人差し指と親指でつまみ、
     曲げると弾くように折れます。
     それを左手に持ち替えて
     ある程度束になったら袋の中に入れる流れです。
 
  富ちゃんによれば、
  むかし皇室に献上するお茶を摘んだときは、
  右手(利き手)で摘んだら左手に持ち替えず、すぐに袋に入れるように言われたそうですよ。
  
  枝先の新芽はキラキラ輝いて、向こうが透けて見えるような淡い緑色をしています。
  本当にきれいです。
  思わず、いちばん先のまだ開ききっていない新芽を口に含んで軽くかむと、
  まずほろ苦さがあって、そのあと渋みが来てかすかな甘さが残ります。
  「このままサラダにしたら」 と思うほどやわらかくてさわやかな風味です。
 
  さて、これをうちに持ち帰ってすぐに蒸し器で蒸し上げます。
  水で洗うことはしません。風味が飛んでしまうそうです。
 
  沸騰して湯気を上げている蒸し器に茶葉を投入します。蒸し時間はわずか1分ほど。
  茶葉がしんなりする程度です。
  それから蒸し器に入れる茶葉の量は蒸し器の3割程度です。 
  あまりたくさん入れると、直接蒸気があたる底と上で蒸しむらができてしまいますからね。 
  蒸しあがったら、きれいなお盆やテーブルの上にあけ、両手で揉みます。
  
  これが熱くって。 でも、揉みます。
  揉んだら、あらかじめ温めておいたホットプレートに移します。
  温度が微妙なんですが、スイッチを入れて熱くなったら保温にして、
  プレートの温度が安定してから茶葉をのせるって感じでしょうか。
  あまり熱いのに入れると、すぐ焦げちゃいますから。
 
イメージ 3
  < ホットプレートに移したばかりの茶葉 >
    ホットプレートの温度を常に気にしながら、
    箸で茶葉を動かしながら乾燥させる感じで
    煎ります。
    というのは、新芽は葉と茎で構成されていて、
    葉はすぐに乾燥するのですが、
    水分の多い茎は時間がかかります。
    温度が高すぎると、葉は焦げているのに
    茎はまだしんなりしたままって状況になります。
 
  ですから、温度は低めにして、茎を乾燥させるつもりで煎るのがいいかもしれませんね。
 
  そんな感じで富ちゃんが茶を煎っているところです。
 
イメージ 2
 
 
  たしか富ちゃんは2回目の登場だったと思います。
  とにかく野菜の作り方から茶原の管理の仕方、
  そして自家製茶法まで、何でも知ってます。
  「そーれじゃーだめだよぉーっ」とかって、
  けっこう叱られてますよ。
  富ちゃんが使ってる箸、
  これがまたワンポイントで、
  「新品の竹箸をつかいなぁー」と。
  新茶は臭いがうつりやすいんだそうです。
  うーん、べんきょうになります
  煎ってる間わたしはスイッチ担当で、
  「高い」といわれりゃスイッチを切り、
  「低い」といわれりゃまたまた入れるって感じです。
  
 
 
 
 
 
 
  で、出来上がったのがこれです。
 
イメージ 4
 
  見た目は、生乾きのワカメみたいでしょ。
  でも、これで茎まで乾いてるんですよ。
  時間をかけて葉を焦がさずに煎るのは
  さすが富ちゃんですよ。
  
  デパートなんかで売ってる新茶は、
  葉だけで針みたいに細く揉んであります。
  あれはあれで上品なんですが、
  この写真が本来の姿かなって思います。
 
 
  茎からも、春の息吹が香るんですからね
  次回は、このお茶をいただいての感想を お届けしま~す。
 
 
                                                     ・・・ 

初めての手作り茶 その一

イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  静修CLUBに ようこそ 
 
 
 
 
静修CLUBの稼業?は、茶の栽培です。  
  今年から始めたわけですから、「稼業」といえるほどじゃないですが。
  前の持ち主から60年以上無農薬で育ててきた茶の木を引き継ぎました。
 
  毎日茶原(=ちゃばら。この辺りでは茶畑をこう言います)を見回って、
  草を採ったり、イノシシが掘った穴を埋め戻したりしてます。
  楽な作業ではありませんが、楽しくやってます。
  
  そんななか、
  初めて茶葉を摘んで自分で製茶しましたので、何回かに分けて報告しますね。
  今回は第一回です ・・・・・ 。
 
 
 
   〝八十八夜の茶摘み〟という言葉はこれまでよく聞いてました。
   ただ、それが立春から88日目で(立春を含んで)、
   この日に摘んだ茶を飲むと寿命が延びるということは知りませんでした。
   
   八十八夜は5月2日でした。
   羽入の富ちゃんにこのことを教えてもらい、
   ゴールデンウイーク真っ最中のこの日、
   茶原に上って新芽を摘んで自家製茶してみました。
   茶葉を摘んで茶原を下りるころには真っ赤に陽に焼けてました。
   標高が高くて空気も澄んでいるので、紫外線が強いんですね。
  
   製茶の仕方はあらためて書きますが、
   出来上がった八十八夜の新茶は見たところ黒っぽくて不恰好です。
   この茶葉を急須に多めに入れてお湯を注ぎ、ゆっくり出したお茶の香味の良いことといったら。
                                                                                                                          イメージ 2  新芽のお茶なので、味は薄めなんですが、
  さっぱりした中に新茶独特の香りがあって
  これがいいんですよ。
  茶どころといわれる場所で新茶を買って
  飲んだこともありましたが、
  こんな香りはついぞ経験がありませんでした。
  もちろん、蒸したり煎ったりしている間も
  言うにいわれぬ独特な若い香りが
  鼻に届いていましたよ。
  
  もっとうまい表現ができたら、この香りが伝わるんでしょうけど。
  茶農家ならではの贅沢をさせてもらってます。
 
 
                                                    ・・・ 

初イベント 野外パーティーをやりました。

イメージ 9
 
 
 
 
 
 
  静修CLUBへ ようこそ。
 
 
 
 
 
 
  
 
  お茶の収穫もひと段落ついた5月18日、
  静修CLUBの看板も上がって、初のイベントを開きました。
  集落のみんながあつまって、バーベキューをやろうってわけです。
 
  コミュニケーションを図るパーティーで 〝コム・パーティー〟です。
 
  天気予報では雨降りでしたが、野外パーティーには絶好の天気になりました。
  会場は 「静修CLUB」 の、豚小屋あとです。
 
  パーティーの様子をスナップで紹介しますね。
 
  イメージ 1
 
 
 
  うちの集落って、人口何人?
  とにかく13人が集まりました。
 
 
  意昌庵の和尚様のあいさつと
  音頭で かんぱぁーいっ 
        
 
 
 
 
 
 
イメージ 10
 
 
 
  やっぱり にくだよなぁ 
  野菜なんかもう手づかみで!
 
  バーベキューコンロもターブも、
  椅子だって、
  みんなの持ち寄りです。
 
  みんな、物持ちなんだぁ!
 
 
 
 
イメージ 11
 
 
  こんな料理も出ましたよ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 12
 
 
 
  みっちゃ~ん、
    ほんのちょっと火が強い?
 
 
  みっちゃん:
   「いい いい、 たのしけりゃ いい !」
 
   集落いちの 「おまつり男」 です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 13
 
 
  やまにカラオケがこだましました。
 
  シカもイノシシも、
  何事かとこっちを見てたんでしょ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 14
 
 
  寺のおっ様、しょうちゃん。
 
  わたしはまだ聞いたことないですが、
  ご詠歌うたわせたら天下一品だそうです。
  たしかに
   カラオケのビブラート、効いてました。
 
 
   ちょっと強面で、
    悪魔 たいさーんっ   
 
 
 
 
イメージ 15
 
 
  山のことならこの人に聞け。
 
  「えんちゃ」 です。
 
  いつも いーつも、
   ダジャレが絶えません。
   アルコールも適度に入って
   声もいい調子です。
 
 
 
 
 
イメージ 16
 
 
  中川材木店の屋台骨
  ひろちゃんは、
  静修CLUBの看板になった
  ヒノキの板を寄付してくれました。
 
  やけくそ? で
   〝かってにしやがれ〟
            うたってます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
 
  集落の ITマン
    健ちゃんです。
 
    静修CLUBのホームページ
    なんとかなりますかネ・・・。
 
  左のバックコーラスは
    たかちゃんです。
    いつも、朱色のハーレーに
    またがってます。
    工具が好きです。
    静修CLUBの看板も
    つけてもらいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
  そして、
  しゅうらくのちょうろう?
    のみなさんですぅ。
 
  ひだりから、
   のぶちゃん、
    ちーちゃん、
     とみちゃんです。
 
  ひろちゃんの奥さん
  手作りのゼリーに
  ほっと一息です。
 
 
 
 
イメージ 4イメージ 5
 
 
ふたたび みっちゃんです。
 
自分の歌に酔いしれた後、
 
「おらぁ、すこし
  のみすぎただにぃ~」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6
 
 
  ひーぼうです。
  この日のために磐田市から駆けつけました。
  で、酔っ払ってうちに泊まりました。
 
 
  ここまででお分かりのとおり、
  うちの集落ではみんな名前で呼び合います。
 
  ただ、なまえのあとにつく「ちゃん」と「ぼう」が
  どう使い分けられているのかにつきましては、
  今後考察を深めたいと思います。
 
イメージ 7
 
 
  ほら、看板、
    うまくついたでしょ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 8
 
  ゴルフで疲れた体にムチ打って、
  やっちゃんも来てくれました(左から二人目)。
  たーちぃも(エンジのズボン) ありがとね。
 
  日も暮れかかって、お開きになりました。
 
  たのしかったなぁ。  またやろうねッ 
 

座禅会の企画

イメージ 3

 
 
 
  静修クラブに ようこそ 。
 
 
 
  昨日の朝のことですが、
  静修のやまのうえにある禅寺のご住職が、
              集落の回覧板を届けに来てくださいました。
 
  意昌庵という大きな伽藍のお寺なんですよ。
  去年が創建から500年というんですから、室町時代に開山されたんですねぇ。
 
  で、ご住職が言われるには、
  早朝の座禅会をやろうと思うと。
  お茶とお菓子をいただきながらの講話も。
 
  わたし、大賛成です。
  静修に住む決め手の一つが
  この禅寺の存在だったものですから。
イメージ 1
 
  わたし居合をやっていまして、
  日本橋室町の道場の師匠に
  初めて座禅会に連れて行っていただいたんです。
  あの凛とした静寂さがすきです。
  武道と禅とは切り離せませんからね。
 
 
  住職、
  虫のいい話ですが、
  座禅会も講話も
  静修クラブのメニューにしませんか 
 
 
 
 
 
 
 
 
                                             ・・・ 静修クラブ 
 
 
 
 

看板〝静修CLUB〟 できました。

 イメージ 3
 
 
 
 静修クラブに ようこそ 。
 
 
 
 
 
  念願の看板ができました。
 
  中川材木店のひろちゃんからひのきの一枚板をもらって、わたしが手描きしました。
 
  あとは、たかちゃんに石垣に取り付けてもらいます。
 
  けっこういい出来栄えだと思うんですが、どんなもんでしょ  
 
イメージ 1イメージ 2
 
 
  第1回のイベントとして、
  屋外ビールパーティー
  やりますよ
 
  5月18日(土)15時開始。
  雨天決行です。
 
  どなたでも参加できます。
  あなたもいかがですか。
 
  おといあわせくださいまっせ
 
 
 
・・・ 静修クラブ